運命のクリスタルと出逢うために

【コラム】運命のクリスタル_ケアンズ皆既日食
太陽と月と地球が一直線に並び、砂漠の空全体がまるで夕闇のような妖しいグレーに包まれたケアンズの朝、人々は祈り、歌い、抱きあい、瞑想し、涙を流しながら、そこからまた再び刻み始められたあたらしい時代を愛でていた。

私がその運命のクリスタルと出逢ったのは、2012年11月14日、皆既日食の直後でした。

日食のダイヤモンドリングの恍惚感冷めやらぬまま、うっとりとフェスティバル会場を散策していた時、出店の棚でその石は静かに呼吸をしていたのです。

目があった瞬間、ズドンと稲妻に打たれたような衝撃がありました。月と太陽のリングからそのまま零れ落ちたかのように、空の虹をそのまま宿した妖艶な光彩に釘付けになり動くことさえできません。迷いなどなく、すぐに連れて帰ることにしたのでした。

【コラム】運命のクリスタル_アクアオーラ

 

石、クリスタルとの出逢いというのは、ちょうど人と人との出逢いのように、時にその人の人生を開くたいせつなものです。今日は、そんな運命のクリスタルと出逢うためのヒントをご紹介いたします。

 

【運命のクリスタルの見つけ方】

石を選ぶさいにもっとも重要なのは、自身の「直感」をたいせつにすることです。

例えば、お店に行くと、素敵な恋愛を引き寄せるローズクオーツ、金運アップならタイガーズアイ、といったようにそれぞれの石の効能が具体的に説明されているのを目にすることでしょう。

もちろん、そういった情報を参考にするのはよいのですが、まるでお見合い相手を値踏みするように、外側の条件ばかりを追いかけていると、かえってその石の本質が見えづらくなってしまうものです。

 

〈石選びのヒント〉

1:まずは目で見てパッと飛び込んできたもの

2:左手に取って石の波動に意識をかたむけてみる

3:眉間(サードアイ)に当て、波動を感じてみる

 

1:まずは、前知識・情報なしに、ただ「きれい!」「美しい!」と思うものを手に取ってみます。

2:左右の手には違った役割があり、右手は主にエネルギーの出力、左手は入力、リーディングにすぐれた性質を持っています。左手に持ってみることで、その石が持つ波動が心地よいかどうか感じてみましょう。

3:眉間の部分にはアジニャーチャクラ(サードアイチャクラ)と呼ばれるエネルギーの出入り口があります。そちらに直接石を当てることで、より繊細な波動を感じることができるでしょう。

 

約4年前の日食の日、私がケアンズで出逢ったのは「アクアオーラ」という石でした。

透明な水晶を1600度まで加熱、イオン化した金を真空蒸着させるという錬金術的な手法を用いて作られる、まさに自然と科学の融合ともいうべき石。この石は古代アトランティス大陸で作られていたといいます。

名前も知らずに恋に落ちたその石は後で調べてみると、持つ人と宇宙意識をつなぎ、創造性、インスピレーションを高めるクリスタルだと言います。

深呼吸とともにサードアイに当ててみると、さざ波立つマインドが静かな湖面のように穏やかになってゆくのを感じることができます。

ちょうど、人生のパートナーとの出逢いのように、外側の情報、条件を捨て去った純粋な意識で石と向きあうとき、ほんとうの意味での「縁」が生まれるのかもしれません。

純粋な地球の愛、何億年にもわたる大自然の記憶の結晶であるクリスタルたちは、身に着けたり、部屋に置いたりすることで、その精妙な波動(振動)により、わたしたちの心身を浄化し、本来の魂の姿に導くサポートしてくれるたいせつな存在。

きっと、今この瞬間も、この惑星のどこかで、何億年もの時を超え、あなたとの運命の出逢いを待ち続けるクリスタルがあるかもしれません。

 


この記事の著者
ライター:micosundari

micosundari

これまでにライターとして、月刊誌や書籍にて、代替医療、ヨガ、レイキ、音楽療法、星占術等のテーマを数多く担当。医療関係者や療法家、学者、芸能人など数多くの著名人に取材・インタビューを重ねる。
現在は、多岐にわたる取材経験をもとに、全国でバクティヨガ、ナダヨガ(音ヨガ)、歌うヨガと呼ばれるキルタンのワークショップ&リトリートを展開。「文」と「声」2つのフォースを通して、ホリスティックな視点から、エンライトメント・ヒーリングメソッドをシェアし続けている。この「両の手」「声」「身体」「魂」のすべてがいつでも純粋なバクティ(愛)の体現としてこの世界、あなたのハートの内に還元されますよう。

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