東京アート散歩(前編)

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:東京アート散歩(「妙夢」安田 侃)

「妙夢」安田 侃

秋といえば芸術に触れたくなるシーズン。去年の今頃はちょうど「瀬戸内国際芸術祭」へ行っていたんだなと思い返し(こちらに記事を書いておりますのでよかったら読んでみてくださいね)、今年は東京のアート散歩へ出かけてみました。

とはいえ最新のアート情報やアートスポットを追うというより、自分が好きな場所をのんびり散歩する、のがメインでアートはオマケぐらいのゆるさ加減かもしれません笑。前後編に分けてのんびりお送りしたいと思います。

 

アート散歩にぴったりな六本木

ひと昔前の六本木といえば、ディスコブームやナイトクラブがひしめく大人の夜の街、というイメージ?(といってもバブル時代は20年以上前の話なのでさすがに古いでしょうか…)もあったかもしれませんが、六本木ヒルズのアートプロジェクトをはじめミッドタウン近くの21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館など、すっかりアートな街へと変貌をとげています。

今回は街の雰囲気を楽しみながら歩くのが目的ですので、ミニギャラリーやストリートにあるパブリックアートを中心に見ていきました。

とはいえ腹が減っては散歩ができぬ、でまずはミッドタウンの芝生広場で腹ごしらえです。天気の良い日(この日はあいにくの曇り空でしたが)に、外でいただく食事は最高ですよね。

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:東京アート散歩

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:東京アート散歩

このあたりは家族づれも多く、東京都心とは思えないのどかな雰囲気です。芝生広場周辺をぐるりと散歩するだけでも、さまざまなアートな風景が。

 

「21_21 DESIGN SIGHT」安藤忠雄

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:東京アート散歩(「21_21 DESIGN SIGHT」安藤忠雄)

 

木でできたランプシェイドが面白いですよね。

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:東京アート散歩

 

ミニギャラリーからパブリックアートストリートへ

六本木の交差点からヒルズに向かう裏路地を入ってミニギャラリーへ。

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:東京アート散歩(小山登美夫ギャラリー)

ここは1棟のビルの中に、タカイシイギャラリー、小山登美夫ギャラリーなどいくつかのギャラリーが入っています。国内外で今注目されている、現代アーティストのアート作品が気軽に見ることができますので、近くに行ったらぜひ立ち寄りたい場所。

 

小山登美夫ギャラリー(この日は「サイトウマコト展」)

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:東京アート散歩(小山登美夫ギャラリー)

その後は六本木ヒルズへ。おしゃれなショップで買い物をしたり、スイーツを食べたり、ぶらぶら歩いているとこんなオブジェが見えます。

 

「Kin no Kokoro」ジャン=ミシェル・オトニエル

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:東京アート散歩(「Kin no Kokoro」ジャン=ミシェル・オトニエル)

歴史ある庭園の風景を、ポップな、まさに六本木ヒルズという場所に変換する装置のようです。他にもヒルズ周辺にはパブリックデザイン&アートプロジェクトの一環で、こうしたオブジェやアートがたくさんあります。

 

ヒルズを突っ切るとけやき坂に。ここにはパブリックファニチャーと呼ばれるオブジェのようなベンチ群があります。

横からみると布が舞っているようにも見えるベンチ。

「愛だけを・・・」内田繁

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:東京アート散歩(「愛だけを・・・」内田繁)

 

涼し気な透明の椅子

「雨に消える椅子」吉岡徳仁

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:東京アート散歩(「雨に消える椅子」吉岡徳仁)

 

道に挟まった部屋のようなスペース

「アーチ」アンドレア・ブランジ

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:東京アート散歩(「アーチ」アンドレア・ブランジ)

 

グラフィティアート(壁面に描かれた絵)もそうなのですが、街の中にあるアートは、天気や時間によって見え方が変わります。さらにはそこに歩く人がいて、走っている車があって、周りに建物があって…、さまざまな要素が関わりあて存在しているんですね。

そういう意味では常に生きているアートなんだと思っています。何でもない風景や日常が、アートによって非日常に変わる瞬間、とても新鮮な目で風景を見たり、楽しむことができます。

今回ご紹介しているほかにもたくさんのオブジェがあります。
ミッドタウンでは建築やアートを巡るツアーもあるようなので、興味を持った方はぜひチェックしてくださいね。

東京アート散歩、後編は渋谷です。お楽しみに。

この記事の著者

著者:石見幸子プロフィール画像

Sachiko(さちこ)

フリーランスのWEBディレクター/ライター
美容、コスメ、ファッション、健康食品など女性向けサイトの制作や運営に多数たずさわる。興味を持ったことは何でもトライして、浅く広く楽しむタイプ。好きなものはお酒、食べること全般、旅、音楽、アート、読書、映画、ゲーム、ジム通い。

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