【インタビュー】セラピスト Mayumiさん~「転ばぬ先の杖」を手放した先に響きはじめた「魂の音」

My Second Birthday  ~光の女神への変容
第5回: セラピスト Mayumiさん

 

ライトワークスWEBマガジンでは、毎月、ヒーラーやセラピスト、アーティストなど、“ライトワーカー”として輝く女性たちをインタビュー記事としてご紹介してまいります。彼女たちの人生を変えたターニングポイント(セカンドバースデー)とは? 各々のストーリーの内にあなたはきっと、あなた自身の人生を開く「魔法の鍵」を見つけることでしょう……。

 

201612インタビュー:Mayumiさん

11年にわたる公務員を卒業し、2年前にセラピストとして独立したMayumi Atakaさん。自然豊かな北国、新潟で「歌うYOGA」と呼ばれるキルタン(キールタン)のワークショップや瞑想のシェアなど、ホリスティックなスピリチュアルアクティビティを展開しています。
長年のキャリアを手放し、Mayumiさんが新たな道に飛び込む勇気をくれたものとは? 全国的にムーブメントとなりつつある「歌うYOGA=キルタン」の魅力とは?

 

ハワイの王家の末裔との出逢い
裸足で駆け抜けたジャングル生活が教えてくれたもの

micosundari: 現在、地元、新潟を拠点にメディテーション、ヨガ指導やリトリートイベント等、セラピスト & オーガナイザーとして活躍されているMayumiさん。Mayumiさんがこのようなスピリチュアルファシリテーターとして活動をはじめたきっかけは?

Mayumi: 実は約2年前まで、新潟市役所でジェネラリストとして11年間、都市計画から図書館、児童福祉、生活保護等といったさまざまな部署で仕事をしてきました。
もともと、メディテーションをはじめたきっかけは、学生のころにゼミの先生の薦めで、ヴィパッサナー瞑想(「沈黙の瞑想」と呼ばれ、仏陀が悟りに至ったとされる瞑想法)に参加したことでした。その体験はすべてとのつながりを実感するもので、その後の人生を大きく開くものとなりました。瞑想法の探求を続けるうち、さまざまなツールに出逢いましたが、特に影響を受けたのはOSHO瞑想。多忙な日々の中、瞑想を続けることで、自身の心と身体のバランスを保つ大きな助けになっていました。

micosundari: 11年の公務員キャリアの後、役所を退職されるというのは、かなり思い切った選択だったかと思うのですが、2年前、Mayumiさんにいったいなにが起こったのでしょう?

Mayumi: 退職を考える直接的なきっかけは、ハワイ島のワイピオという聖地で、純粋なハワイアンの王家の末裔に出逢い、ジャングルで生活をしたことでした。
たくさんの川を裸足で渡るうちに、いかに今まで自分が転ばないように、失敗しないように人生を歩んできたかに気づきました。いっそ、ここで大きく転んだら、逆に楽しくて笑えるだろうな! と。
もともと公務員の仕事はデスクワークが多く、動きまわることが喜びの私はストレスを感じることも多々ありました。ですが、経済な安定と、それをもとに定期的に様々な学びや旅行に出かけられるサイクルにある意味満足していたために、なかなか決断ができないでいたんです。2年前、部署の異動により残業続きの日々が続き、メンタル的にも限界を感じていたさいに、ハワイ島に訪れたことは自身のクオリティ・オブ・ライフを見直す大きなターニングポイントとなりました。

micosundari: なるほど。やってきた波をすなおに受け入れて新しい一歩を踏み出す姿勢、すばらしいですね! インドをはじめ、旅を通して出会ったさまざまなヒーリングメソッドをオリジナルなスタイルでシェアしているMayumiさん。
思い返せば、私たちが直接、出会ったきっかけは「歌うヨガ」「歌う瞑想」と呼ばれるキルタン(キールタン)のワークショップが最初でした。現在は、新潟のヨガスタジオやお寺、カフェなどで、積極的にキルタンのワーク&コンサートを企画されていますが、その魅力をお聞かせください。

Mayumi: キルタンでは、通常、マントラと呼ばれる、音そのものに強力なヒーリング力が宿るシラブル(音節)を繰り返し歌っていきます。なによりの特長は、瞑想体験の有無をとわず、「歌う」というシンプルな行為を通して、誰もが楽しみながら自身の内側とつながることができるということ。私がはじめてキルタンに出逢ったのは、通っていたヨガスタジオでのレギュラークラスでした。インド人のティーチャーのリードに合わせ、はじめてキルタンを体験し、踊りだしたくなるような動的なエネルギーが満ちあふれてくるのを感じ、それからは毎週クラスが楽しみでしかたありませんでした。

micosundari: 私がNada Yoga(サウンドヨガ)&キルタンのプラクティスをはじめたのは、2009年末、シルク・ドゥソレイユ出身のグローバルヴォーカリスト、ジーナサラーさんに師事したことがきっかけでした。むずかしい哲学や説明をいっさい飛び越え、ただ、彼女の声に自分の声の波を重ねるだけで、理由なく涙が溢れ出たことを今でも憶えています。そのあとはただ、「ただいま」という安堵感と愛に包まれていた。どこに? と聞かれたなら、ずっと離ればなれになっていた私自身の魂に。
Mayumi
さんご自身が特に影響を受けたキルタニスト、指導者はいますか?

 

201612インタビュー:Mayumiさん

「音」を通じてひとつ=ONENESSを体感
個を飛び越えて気づく「ほんとうの自分」

Mayumi: 近年は日本でもキルタンをリードされる方が増えてきていますが、2014年、堀田義樹さんとの出逢いは衝撃的でした。micoさん同様、ジーナサラーさんとの出逢いによりキルタンをはじめたという義樹さんは、現在全国各地でワークショップやリトリートを開催している代表的なティーチャーの一人です。彼のリードで歌うたびに、まるで玉ねぎの皮を一枚ずつ向いてゆくように、心がどんどんと解放され、会社員であり、女性であり、といったあらゆる属性から離れ、自分の内側にある神聖なものを想い出すことができました。歌うというシンプルな行為を通してここまで深く内へとつながることができるキルタンはとんでもないツールだと確信しました。その後、義樹さんに師事し、自身でも少しづつ学びとシェアリングを続け、何度か渡印し聖地リシケシの師からも学ぶようになり、現在に至ります。

micosundari: キルタンの興味深いところは、オーディエンス(聴衆)は誰もいないこと=それぞれが輪の一部であり、「参加者」であるということですね。リードする立場の人間はパフォーマーやアーティストではなく、参加者一人、ひとりが最高のインナージャーニーを体験するための手助けをするサポーターでありガイド役。それにはどこまでガイド役がエゴをなくし、その音の響きに自分を委ねてゆけるかがキーとなりますね。

Mayumi: ほんとうにそうですね。キルタンには、ひとりではなく、みんなでわかち合い、その響きを広げてゆけること、音を通して普段感じている様々な境界線を頭ではなく、体感として軽々と飛び越えてゆけることが大きな魅力です。
毎回、歌うごとに自然にハートが開いて、会の終了後には、まるで温泉に入ったように身体がぽかぽかになっています。こうしたプラクティスを続けるうち、小さな自分の頭で考えていた「これが私」と思っていたものは実は私ではなくて、「私の本質はこの思考でも感情でもないのだ・・・!」と気づけるようになり、より広くなった心のスペースで、ゆったりとくつろげるようになります。

micosundari: まさにサウンドメディスンですね。マントラ、そしてキルタンの効力は喩えるなら、西洋医学の痛み止めのように一時的に症状を抑制するものではなく、どちらかというと東洋医学の漢方薬のように、じんわりと、でも確実に、根本的な心身の治癒につながるホリスティックなものであると、私自身も実感しています。Mayumiさんのワークに定期的に参加されているかたからの感想は?

Mayumi: 「バラバラだった心と体が一つになり、ニュートラルな自分を保てるようになった」「無意識のうちにあった、怒りや悲しみに気づき手放すことができた」また、「外側からの情報に振りまわされることなく、センタリングがしやすくなった」など、多くのよろこびの声を聴かせていただいています。

micosundari: すばらしいですね! 特別なツールや外側からの力に頼ることなく、自らの「声」で自分自身を癒すことができるというのはなによりの自信につながりますね。Mayumiさんはまた、自身のセッションのほか、全国からヒーラーやティーチャーを招いてのコラボレーションも積極的に企画されていますが、こうしたオーガナイザー、ファシリテーターとしての仕事のやりがいはどんなことにあるのでしょう?

Mayumi: 私の人生の大切なテーマのひとつに「わかちあい」があります。
自分にはないエネルギー、すばらしいギフトをもっている豊かな仲間たちや師とコラボさせていただくことで、毎回、一人では生みだせない想像以上のミラクルな化学反応が起こります。その喜びの度合いは、一人で体験することの倍以上のもの。また、そんな素敵な人の在り方、生きかたを、大好きな新潟のみんなと共有したいという気持ちがあります。同時に、地元、新潟の自然の豊かさ・美しさ、北国の人たちの温かさをゲストに知ってもらうということも、自分にとって、大きなよろこびとなっています。

201612インタビュー:Mayumiさん

micosundari: ほんとうに! 私も何度かMayumiさんにお招きいただくうちに新潟が大好きになりました。特に今年の夏にご一緒したさいに見た日本一の花火、長岡の花火大会は忘れられません。
また次回、帰国するさいには、家族そろって新潟を訪れる日を楽しみにしています。どうか、その日まで、すてきな響き逢いの輪を広げていってください。

Mayumi: ありがとうございます!お互い、きっと、またひとまわりもふたまわりも大きくなって再会できること、心からたのしみにしていますね

 


今回のゲスト: Mayumi Ataka(安宅 真弓)

201612インタビュー:Mayumiさん

Healing Space 木の歌 オーナー

新潟県、新潟市出身。幼少期より、病気で苦しんできたことをきっかけに、20代の頃坐禅断食やヴィパサナー瞑想等に出逢い心身に大変化を体験。それらの経験から身体とこころの密接な関係に気づき、身体を通して自分とつながることをテーマに探求をはじめる。現在、地元新潟にてヨガ、キルタン、瞑想をメインに、ワークショップやリトリートを主宰するとともに、Healing Space木の歌、オーナー、セラピストとしても活動。全国から講師・セラピストの招致、コラボワークも積極的に展開中。

WEB│ http://kinouta.jimdo.com/


記事担当ライターよりご挨拶

今年の8月より、5カ月間にわたり、ライトワークスWEBコラム&インタビュー記事を担当させていただいたmicosundariです。
「地に足のついたスピリチュアリティ」をテーマに続けてきたわたしの記事は、今月12月、こちらをもって最終回となりました。
短い間ではございましたが、このようなすばらしいシェアリングの場をいただき、心から感謝いたします!
この場を借りて、お世話になったライトワークス編集スタッフの皆様、ご愛読いただいた読者の皆様に御礼申し上げます。

また、今後はわたしのもう一つのホームである、オーストラリア、バイロンベイにて、出産の後、引き続き、スピリチュアルコラム&現地と日本をつなぐリトリート企画等をご提案してまいります。
ご興味のあるかたはプロフィールに記載されたオフィシャルサイトよりご連絡いただけたら幸いです。

2016127日 真夏のオーストラリアより愛を込めて
micosundari

 

この記事の著者
ライター:micosundari

micosundari

これまでにライターとして、月刊誌や書籍にて、代替医療、ヨガ、レイキ、音楽療法、星占術等のテーマを数多く担当。医療関係者や療法家、学者、芸能人など数多くの著名人に取材・インタビューを重ねる。
現在は、多岐にわたる取材経験をもとに、全国でバクティヨガ、ナダヨガ(音ヨガ)、歌うヨガと呼ばれるキルタンのワークショップ&リトリートを展開。「文」と「声」2つのフォースを通して、ホリスティックな視点から、エンライトメント・ヒーリングメソッドをシェアし続けている。この「両の手」「声」「身体」「魂」のすべてがいつでも純粋なバクティ(愛)の体現としてこの世界、あなたのハートの内に還元されますよう。

WEB│ http://www.miconicohealingsanctuary.com/

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