ベジブロスで食生活をリセット

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:ベジブロスで食生活をリセット

ごちそうたっぷりのお正月や新年会を楽しんだあとは、内臓を休める意味でも食生活を一度リセットしたいですね。
そんなタイミングでぜひ試してみてほしいのが「ベジブロス」です。ベジブロスとは「ベジタブル=野菜」と「ブロス=出汁」の意味。つまり野菜の出汁スープなのですが、普通の野菜を使うのではなく、調理の際に捨ててしまうような野菜の皮や、根っこ、へた、切れ端、種など、普段は使わない「くず野菜」を使います。実はこのくず野菜、捨てるにはあまりにももったいない栄養が詰まっています。

 

栄養たっぷりのくず野菜

もともと野菜の皮は外の刺激から野菜を守る役割を果たしていたり、ヘタや根っこ、種は野菜の成長の要となる部分です。その重要な成分として言われるのが“ファイトケミカル”と呼ばれるもの。ファイトケミカルは植物由来の化合物や栄養素を指し、ポリフェノールなど抗酸化作用のあるものが多く含まれています。ファイトケミカルは、加熱することで吸収することができる状態になりますので、ベジブロスとして出汁スープにすることは、効率的にファイトケミカルを摂取する方法でもあるのです。

 

ベジブロスの作り方

作り方は本当に簡単です。

<材料> ※作りやすい分量
・ 両手いっぱいくらいのくず野菜(野菜は大根、人参、ピーマン、玉ねぎなどなんでもOKです)
・ 水 1000mL程度
・ 酒 少々

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<作り方>
① 野菜を丁寧に洗う

② 鍋に野菜、水、酒を入れて煮出します。ポコポコ沸騰し出したら弱火にして20分~30分コトコト。強火でグラグラ煮ると野菜の苦みが出やすいそうなので、沸騰させすぎないようにしてください。

③ 煮えたらザルやペーパーなどで濾して完成!

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くず野菜は普段の調理で出るたびにジップバッグなどにストックして冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。玉ねぎの皮を入れると、スープの色がこのように澄んだ茶色になります。味の薄さが気になる時は、ローリエや昆布などの植物系の出汁であれば一緒に煮込んでもOK。あと、そのままスープとして食べる場合は少し塩(コショウはお好みで)を入れたほうがよさそうです。

じんわりあったかで、ほんのり優しい野菜の甘みと苦みが出たベジブロスは、暴飲暴食で疲れた胃に染みわたるような美味しさ。食事の前にお茶のようにいただいても良さそうです。入れる野菜によって味が変わるので、毎回どんな味になるか楽しみでもあります。

 

もちろん通常の出汁としてシチューやカレー、鍋のスープにも使えます。
私はリゾットを作ってみました。優しい味わいながらも、味に深みをつけてくれるベジブロス玄米チーズリゾット、すごくおいしかったです!!よかったら試してみてくださいね。

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この記事の著者

著者:石見幸子プロフィール画像

Sachiko(さちこ)

フリーランスのWEBディレクター/ライター
美容、コスメ、ファッション、健康食品など女性向けサイトの制作や運営に多数たずさわる。興味を持ったことは何でもトライして、浅く広く楽しむタイプ。好きなものはお酒、食べること全般、旅、音楽、アート、読書、映画、ゲーム、ジム通い。